【清水工房・揺籃(ようらん)社 ニュースレターVol.100】

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【清水工房・揺籃(ようらん)社 ニュースレターVol.100】

お世話になっている皆さま

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
八王子市追分町の印刷・出版の会社、「清水工房・揺籃(ようらん)社」です。

このニュースレターもついに100号に到達しました。
スタートしたのが2017年の6月。
それから足かけ8年も続けられたのは、読んでくださる皆さまのお蔭……ではなく、ひとえに私の頑張りによるものです、えっへん。
ところで、「百」という字は「一ノ日」と書きます。
そう読むと、「物事を始めた最初の日に戻れ」、つまり「初心を忘るるべからず」と言われているような気持ちになります。
ニュースレターの初心とは何だったのでしょう。
1号にこうありました。
「このたび、当社の活動の一端を知っていただきたく、
お世話になっている方たち向けにメールでのニュースレターをお送りすることとしました」
そうでした、お世話になっている方たちがいてこそのニュースレター。
私の頑張りに力を注いでくれたのが、何よりも読者の皆さまだったのでした。
となれば、やはり100号まで続けられたのは、本当に、本当に、読んでくださる皆さまのお蔭だったのです。
心より御礼申し上げます。
いつもありがとうございます。

さて、ニュースレター最新号をお送りします。
もし、ご不要の方がいらっしゃいましたら、お手数でもご一報いただければ幸いです。



【揺籃社の新刊案内】
立て続けに3冊の新刊本が揺籃社から刊行されました。
ご紹介いたします。

◎松浦恵介さん著『猫の園があった―新潟・五十嵐 白黒フィルムの猫たち 1980年―』
世間は何かと猫ブーム。
本書に登場するのは、白黒フィルムが主流だった1980年ころの猫ちゃんたち。
時を超えて帰ってきた猫たちと、なつかしくも、楽しい時間をどうぞ。
被写体の猫たちの無邪気さと同時に、撮影者の優しいまなざしにも着目したい、モノクロームな猫の写真集です。
カメラマン・宮嶋康彦先生ご推薦。
・210×230、84ページ、PUR製本、1600円+税
https://www.amazon.co.jp/dp/4897085268



◎丸岡仲次さん著『木洩れ日の記憶―絹の道の傍らで―』
八王子から横浜まで、絹織物や生糸を運んだ通称“絹の道”。
本小説の舞台は、かつて八王子宿と原町田宿の中間の、絹の道沿いに位置した小さな旅籠です。
幕末から明治期にかけて多摩地方で起きた絹の道騒動を縦軸に、旅籠一家の盛衰を横軸にして展開される物語。
地域の記憶を後世に伝えるローカルミニ小説です。
江戸末期の多摩地域での生活が、生き生きと描写されています。
・四六判、160ページ、上製本、1800円+税
https://www.amazon.co.jp/dp/4897085276



◎日本GNH学会発行『GNH研究第8号』
GNH(国民総幸福度)の発展と普及に貢献し、
研究遂行上必要な連絡と協力をひろく国の内外にわたって促進することを目的とする日本GNH学会。
逐次刊行物である紀要第8号のテーマは「幸せの処方箋を求めて」。
多岐にわたる研究の成果を掲載。
あなたが幸せになるとは、世界が幸せになること。
・A5判、120ページ、並製本、2000円+税
https://www.amazon.co.jp/dp/4897085284



【永瀬一哉さん著『足尾鉱毒事件 一人ひとりの谷中村』の感想文】
元田中正造大学事務局長の坂原辰男氏が本書の感想をお送りくださいましたので、以下にご紹介します(要約)。

「足尾鉱毒事件 一人ひとりの谷中村」が問いかけているもの
元田中正造大学事務局長 坂原辰男
            
いわゆる、荒畑寒村の「谷中村滅亡史」は、明治末期の谷中村という村落の存亡を記した本であった。
普通なら、読んでそのままの感覚でいるのだが、それがこの本(注・永瀬さんの著書)を読んでいくうちに違ってくる。
著者の長期にわたる取材の中で未解明だった事実の発見。
同時に登場人物の素顔とその後の人生を辿ってくれた。
「谷中村滅亡史」には、書かれていない名前ばかり。
例えば、植松金章の足跡は面白い。
当時、谷中村事件の時は明治39年7月、栃木県に赴任、警察トップの「第四部長」となる。
強制破壊の執行者、「悪の権化」として役割。
以後、官を辞し、弁護士となった。それも悪人を裁く。
谷中村事件の顛末を経験して自分の進む道を変えたのか。
それから明治43年7月に辞任退官した。
他に安生慶三郎、大野一六についても良く調べていただいた。
この元下都賀郡郡長の安生順四郎の甥も、元谷中村村長の大野東一の息子も、共に一時期、
古河鉱業の社員になっており、退社後も古河と強いつながりを持ち続けていたのである。
過去の書物にはない新たな事実が書き加えられた「足尾鉱毒事件 一人ひとりの谷中村」は、
一人の人生を通して事件の表に出ないものを出してくれた。
時代時代によってそれぞれの人生が変化していく。
読後の感想は、歴史の一断面としての様々な問いかけを与えてくれた。

・A5判、336ページ、並製本、2500円+税
https://www.amazon.co.jp/dp/489708511X



【遠藤進さんの新刊『大和田歴史散歩: 町内歩こ!』】
当社の常連さんである遠藤進さんが、一から十まですべての作業をこなして、1冊の本を出版されました。
それが『大和田歴史散歩: 町内歩こ!』。
八王子市の大和田町に残る伝統や歴史を古老に聞いたり、各所に残された古記録をひもといたり。
そうして出来上がった本書は大和田を語るうえで欠かせない貴重な資料となりました。
揺籃社刊行でないのが残念です!
・B6判、102ページ、1240円+税
https://www.amazon.co.jp/dp/4815048258/



【展示会「玉川上水の野草たち 夏のにぎわい」】
昨年、当社から『玉川上水の野草たち』を上梓された高槻成紀さんの手になる、
野草のスケッチと写真の展示会が開催中です。
暑さの厳しい毎日、たまにはゆったりとした時の流れるカフェで、涼やかな野草たちと贅沢な時間を過ごしてみましょう。
・開催中~7月13日(日)平日11時半~18時、土日祝13時~18時(月曜定休)
・カフェシントン(鷹の台駅徒歩3分、小平市たかの台43-9)
※「カフェシントン」の詳細はこちら → https://cafe-shingtong.amebaownd.com/




【第8回 市民のための健康講座】
ハタピの会による、恒例の健康講座のお知らせです。
八王子を代表する大学病院の現役医師が、膵がんについて分かりやすく解説。
予約不要・参加費無料の健康講座(定員280名)、ぜひご来場ください!
・日時 2025年7月12日(土) 14時30分~16時30分(14時00分開場)
・場所 いちょうホール 小ホール
・内容
 第1部「膵がんと膵嚢胞について」
     講師:東海大学医学部付属八王子病院 消化器内科 准教授 伊藤裕幸先生
 第2部「膵がんに対する手術治療について」
     講師:東京医科大学八王子医療センター 消化器外科 准教授 千葉斉一先生
・主催 NPO法人二十歳のピロリ菌チェックを推進する会(略称・ハタピの会)
・共催 八王子消化器科医会
※YouTubeでの生配信は、下記外部リンクよりご視聴ください(後日視聴も可能です) 
https://www.youtube.com/live/39LGg5_XMEA?si=Enxb2SjaGhEH70K6



ニュースレターは不定期に発信いたします。
何かご意見などありましたらお知らせください。

㈱清水工房・揺籃(ようらん)社 社員一同

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株式会社 清水工房 (揺籃社)
〒192-0056 東京都八王子市追分町10-4-101
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